セミナーレポート
360度フィードバックデータを人材活用既存ユーザー向け「データ活用勉強会」を開催~人材配置・登用の実践事例を共有~
株式会社シーベースでは、既存のお客様を対象とした「データ活用勉強会」を開催しました。
本勉強会では、360度フィードバックのデータを人材配置や人材登用にどのように活用できるのかをテーマに、人材マップ活用の実践事例を交えながら解説するとともに、参加者からの質疑や意見交換も行いました。
本勉強会は全4回にわたり開催し、合計23名のユーザー企業の人事・組織開発担当者の方々にご参加いただきました。
参加企業は、製造業・IT・金融・インフラなど幅広い業界にわたり、管理職育成や組織開発を目的に360度フィードバックを導入している企業が中心です。
参加者の多くは、
・360度フィードバックのデータを人材配置や登用判断に活用したい
・人材マップなどを用いて人材の特徴を可視化したい
・他社のデータ活用事例を参考にしたい
といった課題意識を持つ人事担当者の方々でした。
開催の背景
人材データを「活用する」段階へ
近年、多くの企業で360度フィードバックや各種サーベイなどの人材データが蓄積されるようになりました。一方で、「データ活用」の具体的な方法に課題を感じている企業も少なくありません。
弊社調査では「すでに人事評価に活用している企業は4割」と一定あるものの、多くの企業では「評価面談での参考として活用するのみ」にとどまっています。大半の企業において、360度フィードバックは「レポートを返却して終わり」になっているのです。
そこで今回の勉強会では、CBASE 360°の機能を使うとできる「360度フィードバックのデータを活用した人材配置の検討、人材登用の判断精度の高め方」について、弊社代表の深井より解説いたしました。

勉強会の内容
株式会社シーベース代表の深井より、360度フィードバックのデータを人材活用に生かす考え方について解説しました。
現在、多くの企業では人材不足や価値観の多様化により、従来のトップダウン型マネジメントから、チーム型・フォーメーション型の組織運営への転換が求められています。その中で、人材を「成果」だけで判断するのではなく、リーダーシップ行動や周囲との関係性といった行動面を多面的に把握することの重要性が高まっています。
多面的な視点で行動が可視化されたデータ
360度フィードバックは、上司だけでなく同僚や部下など多様な立場からのフィードバックを集めることで、本人の行動特性を客観的かつ多面的に可視化することができる仕組みです。
本勉強会では、そのデータを以下のようなシーンで活用する方法を紹介しました。

人材配置へのデータ活用
360度フィードバックの結果を人材マップとして可視化することで、個人の特性を客観的に把握できます。
例えば
・問題解決力
・共感・傾聴力
・人材育成力
といった要素を組み合わせて分析することで、リーダータイプ、コミュニケータータイプなど、人材の特徴を把握することが可能になります。万能型人材だけに依存するのではなく、それぞれの強みを組み合わせてチームを構成する「フォーメーション型」の組織づくりにもつながります。

評価・登用時の補完材料としてのデータ活用
人材登用や昇格検討などを話し合う評価会議の場では、印象や感覚だけで議論が進んでしまうケースも少なくありません。
360度フィードバックのデータを活用することで、上司・同僚・部下からの
多面的な視点をとりいれた判断を共通でもつことができるため、より納得性の高い議論が可能になります。また、360度フィードバックの結果レポートを面談の材料として活用することで、本人の自己認識と周囲からの評価のギャップを確認しながら、具体的な行動改善や成長テーマを明確にすることができます。

参加者とのディスカッション
勉強会後半では、データの扱い方・人材マップ機能の使い方に対して、参加者の皆様から多くの質問や意見が寄せられました。
例えば、
・信頼性のあるフィードバックを得るために何回程度実施すべきか
・評価にどこまで反映させるべきか
・人材マップをどのように実務で活用しているのか
といった実務的なテーマについて、参加企業同士でも活発な議論が行われました。
特に、「評価者の熟練度」や「率直なフィードバック文化をどう作るか」といったテーマでは、多くの企業が共通して抱える課題として関心が寄せられました。
参加者の声
参加者アンケートでは、多くの方から満足度の高い評価をいただきました。
特に印象に残った点として、
・他社の活用事例が参考になった
・人材マップを用いた分析方法が具体的に理解できた
・360度フィードバックをエンゲージメントや組織開発と組み合わせて活用する視点が得られた
といった声が寄せられました。
また今後の活用に向けて、
・人材マップを活用した配置検討
・組織単位でのデータ分析
・評価者への事前説明や制度理解の強化
などを自社でも取り入れたいという意見も見られました。
一方で、
・もっと実際の画面を操作してみたい
・他社参加者との交流の機会がほしい
といった声もあり、今後のユーザーコミュニティ運営への期待も寄せられています。
最後に
シーベースでは、360度フィードバックを起点とした人材開発・組織開発の取り組みを支援するとともに、今回のようなユーザー様向けに勉強会を継続的に開催していく予定です。もしご興味のある方は、担当の営業までお声かけくださいませ。
今後も、データ活用の実践知を共有しながら、企業の人材活用と組織成長を支援してまいります。