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ラポール形成とは?心理学に基づく信頼関係の築き方と4つの実践テクニック

公開日:2024.11.19 更新日:2026.03.13 社内コミュニケーション

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ラポール形成はさまざまな場面で利用され、ビジネスにおいても役立つ手法です。しかし、ラポール形成の実践は難しく、どのようなものか分からない人もいるでしょう。
今回はラポール形成とはどのようなものか、やり方やうまく実践するポイントについて解説します。ラポール形成の考えを、社員教育に取り入れる参考にしてください。

ラポール形成とは

ラポールとは「架け橋」を意味し、親密な関係や信頼関係を意味します。ラポール形成とは、信頼できる間柄を意味します。
このラポール形成は関係性を示す言葉ではなく、精神感応を意味しているため違いを把握しましょう。ラポール形成は言葉や行動で表現せずとも、気持ちが通じ合う状態を指しています。

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ラポール形成が重要視される理由

ラポール形成ができていると、相手と安心してコミュニケーションが行える状態になります。相手の意見に素直に耳を傾ける、人間関係がよくなるなどよい影響を与えるでしょう。会議や仕事上のやりとりでも、ストレスなく自然なやりとりができ、業務効率もよくなります。営業活動であれば、相手から信頼されやすくなり、契約率やリピート率アップにもつながるため、ビジネスでも有用です。

ラポール形成3つの基本要素

ラポール形成をするためには、以下3つの原則があります。
・尊重
・類似性
・ペーシング
後ほどテクニックについてもお伝えしますが、これらの要素を十分に意識しなければ、テクニックが逆効果になりかねません。

尊重

ラポール形成のためには、相手の価値観や体験、感情など、相手のもっている世界観を尊重する姿勢が大切です。そのためには、相手の価値観は否定せずに受け入れ、相手をコントロールしないようにしましょう。
このような姿勢ができていると、相手のいくことにきちんと耳を傾けられるようになります。真摯に聞こうとする姿勢があることで、相手の共感を得られ、ラポール形成につながるでしょう。

類似性

類似性とは、相手と共通性を見出すことで、一体感が生まれる性質のことです。相手とちょっとした姿勢や身振り手振りが似ていることで、安心感や好感を抱きやすくなります。

また、身振り手振りだけではなく、共通の趣味や話題があることも効果的です。類似性を見つけると安心するのは人間の本能でもあるため、類似性を発見すると、ラポール形成が進みやすくなります。

ペーシングとリーディング

ペーシングとは、呼吸や話し方、視線などを相手に合わせることです。具体的な行動を相手に合わせることで、安心感や親しみを感じさせます。相手の思考の癖や行動の仕方に合わせたペーシングができるとより効果があるでしょう。
リーディングとは、目的に合わせ、会話をリードすることです。質問や提案を会話に含めつつ、会話の流れをリードします。リーディングとペーシングをうまく組み合わせることが大切です。

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ラポール形成のメリット

ラポール形成ができると、相手との信頼関係が深まり、コミュニケーションが円滑になります。心理的な安心感が生まれることで、相手は自分の考えや意見を率直に伝えやすくなります。営業や面談、マネジメントなどのビジネスシーンでも対話の質が高まり、相互理解を深める基盤として役立つ重要なスキルです。

信頼関係が築きやすくなる

ラポールが形成されると、相手は「理解してもらえている」という安心感を持ちやすくなります。心理的な距離が縮まることで警戒心が和らぎ、本音や意見を共有しやすくなります。結果として、相手との信頼関係を築きやすくなり、継続的で前向きなコミュニケーションにつながります。

コミュニケーションが円滑になる

ラポールが形成されると、会話のテンポや雰囲気が自然と合いやすくなります。相手の考えや感情を理解しやすくなるため、誤解や行き違いが生まれにくくなります。営業や面談、チーム内の対話などでもスムーズなコミュニケーションが生まれ、より建設的な話し合いがしやすくなります。

フィードバックが受け入れられやすくなる

信頼関係が築かれている状態では、改善点やアドバイスも前向きに受け止めてもらいやすくなります。ラポールがない状態では否定的に受け取られやすいフィードバックも、関係性があることで建設的な対話につながります。
特に人材育成やマネジメントの場面では、信頼関係を前提としたフィードバックが重要です。具体的な伝え方については、以下の記事も参考にしてください。

1on1で伝えるフィードバックの基本と実践ポイント|信頼関係を築く対話の工夫とは
【例文つき】フィードバックの伝え方|シーン別にポジティブ&ネガティブな表現をご紹介

ラポール形成の基本テクニック4つ

ラポール形成をする上で具体的なテクニックとしては以下の4つがあります。
・ミラーリング
・マッチング
・キャリブレーション
・バックトラッキング
それぞれどのようなものか、次で解説します。

ミラーリング

ミラーリングとは相手の姿勢や仕草を模倣して真似るテクニックです。鏡に映しているような形で、仕草を合わせます。同じタイミングで飲み物を飲むなど、そういった手法が効果的です。
無意識で行われることもあれば、意識的に行う方法もあります。ただし、相手にミラーリングされていると気づかれると逆効果になる可能性もあるため、注意が必要です。

マッチング

マッチングとは、声のトーンやスピードなど、相手に合わせ調整して話すテクニックです。雰囲気を合わせ、話のテンポやリズムも相手に合わせます。
コミュニケーションの主導権を自分が取ろうとするのではなく、相手に合わせて変えることが大切です。

キャリブレーション

キャリブレーションとは、言葉以外の要素から相手の心理を把握するテクニックです。判断の材料としては以下のものがあります。
・呼吸のペース
・話し方のトーン
・表情
・姿勢
これらを適切に把握し、相手の心情や状態に合わせた対応を取ることで、ラポール形成の助けになります。ただし、相手の心情や状態を間違えて解釈することもあるため、キャリブレーションのテクニックだけに頼らないようにしましょう。

バックトラッキング

バックトラッキングとは、相手の言葉と同じ言葉を返す方法です。意味を変えず適宜言葉を言い換えながら、適切なタイミングでかつ、自然な流れで取り入れることが大切です。
相手が伝えたいと思っている話題で実践すると、効果を発揮します。必要以上にバックトラッキングをする、そのまま言い返すなどすると、逆に失礼に受け取られる可能性もあるため、注意が必要です。

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ラポールをうまく形成するポイント5つ

ラポール形成を成功させるためには、意識したいポイントがいくつかあります。具体的には以下の通りです。
・相手に好意を持ち、尊重する
・相手の五感タイプに合わせる
・思考フィルターに合わせる
・最初が肝心
・さりげなく実践する
次で詳しく解説します。

相手に好意を持ち、尊重する

ラポール形成をするためには、テクニック以上に相手に好意を持って尊重する姿勢が重要です。相手の価値観に気づきそれを肯定できると、ラポール形成がスムーズです。
ただし、初対面の相手から、価値観を知るのは簡単ではありません。無理に聞き出そうとすると逆効果です。自然な会話を続けながら、相手の価値観を徐々に把握していくとよいでしょう。

相手の五感タイプに合わせる

相手の情報処理の仕方に合わせて、実践の仕方を変えることが効果的です。人は視覚・聴覚・身体感覚から情報を処理いますが、どの情報の処理が優先順位が高いのかは人によって異なります。
相手がどのようなタイプか見極めた上で、そのタイプに合わせテクニックを取り入れられると効果的です。

思考フィルターに合わせる

相手の思考フィルターとは、考え方の方向性や癖のことです。ラポール形成をするためには、思考フィルターに合わせて、相手との接し方を変える必要があります。
思考フィルターの種類はいくつもありますが、例えば、目的達成が重要か、問題回避が重要かの違いがあるでしょう。目的達成を重視する場合は相手の目的を達成できるように会話を進め、問題回避を重視する場合は、起こりうる問題と対処法を話をします。
相手の思考フィルターを理解して、テクニックを実践するとより深いレベルでのラポール形成ができるでしょう。

最初が肝心

ラポール形成を成功させるためには、第一印象が大切です。第一印象がラポール形成に占める割合は大きく、ここでつまづいてしまうと、ラポール形成が難しくなります。

さりげなく実践する

ラポール形成はテクニックが多いですが、テクニックを実践していると相手に気づかれてしまうと、逆効果です。また、意図せず相手に不快感を与える場合もあります。
テクニックを実践する場合は、基本原則を守ることを前提にした実践が大切です。しかし、すぐに100%実践するのも難しいため、日々のトレーニングが大切です。

ラポール形成の具体例

ラポール形成はさまざまなビジネスシーンで活用できます。信頼関係が築かれることで、相手が安心して話せる雰囲気が生まれ、コミュニケーションが円滑になります。ここでは代表的な場面でのラポール形成の具体例を紹介します。

営業でのラポール形成の例

営業では、顧客との信頼関係を築くことが成果に直結します。例えば、顧客の話すスピードや声のトーンに自然に合わせる「ミラーリング」を行うことで、相手に親近感を持ってもらいやすくなります。

また、顧客の発言を「つまり○○ということですね」と言い換えて確認するバックトラッキングを使うことで、「話を理解してもらえている」という安心感を与えることができます。
このような対話を積み重ねることで、顧客との信頼関係を築きやすくなります。

面談や1on1でのラポール形成の例

人事面談や1on1では、従業員が安心して意見や悩みを話せる環境をつくることが重要です。例えば、相手の発言を途中で否定せず、「そう感じているのですね」と共感を示すことで、心理的な安心感が生まれます。

また、相手の言葉を繰り返して確認することで、「自分の話をしっかり聞いてもらえている」と感じてもらいやすくなります。こうしたコミュニケーションを通じてラポールが形成されると、率直な意見交換や建設的なフィードバックが行いやすくなります。

接客・顧客対応でのラポール形成の例

接客やカスタマーサポートの場面でもラポール形成は重要です。例えば、顧客が落ち着いたトーンで話している場合は同じような落ち着いた話し方を意識することで、相手に安心感を与えることができます。
また、顧客の話を遮らずに最後まで聞き、「ご不便をおかけして申し訳ありません」と共感を示すことで、信頼関係を築きやすくなります。
こうした対応は顧客満足度の向上にもつながります。

人事面談やフィードバックの場面では、信頼関係の構築が特に重要です。
フィードバックの伝え方については、以下の記事も参考にしてください。
参考:フィードバック文化を浸透させるには?メリットや実践方法を徹底解説

ラポール形成のまとめ

ラポール形成をうまくできると、ビジネスをはじめとしたさまざまな場面でよい影響を与えます。ただし、テクニックを実践するだけではなく、相手を尊重する姿勢をもった上で実践することが大切です。やり方を伝えただけでいきなり実践できるものではないため、ラポール形成をうまくやるためには、日々のトレーニングが必要です。

FAQ(よくある質問)

Q1. ラポール形成とは簡単に言うと何ですか?
ラポール形成とは、相手との信頼関係や安心感が生まれている状態をつくることを指します。心理学の概念で、相手との心理的距離が縮まり、自然にコミュニケーションが取れる状態を意味します。営業や面談、マネジメントなどのビジネスシーンでも、円滑な対話や関係構築の基盤となる重要な要素です。
Q2. ラポール形成の代表的なテクニックには何がありますか?
ラポール形成の代表的なテクニックには、ミラーリング、マッチング、キャリブレーション、バックトラッキングなどがあります。例えばミラーリングは相手の話し方や姿勢を自然に合わせる方法で、心理的な親近感を生みやすくします。こうしたテクニックを適切に活用することで、相手との信頼関係を築きやすくなります。
Q3. ラポール形成はビジネスや人事の場面でも役立ちますか?
ラポール形成は営業だけでなく、人事面談や1on1、チームマネジメントなどさまざまなビジネスシーンで役立ちます。信頼関係が築かれることで、相手が本音を話しやすくなり、建設的な対話が生まれやすくなります。特にフィードバックやキャリア面談では、ラポール形成が対話の質を高める重要な要素になります。


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HRコラム編集部

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