モチベーションを上げる方法!日常で実践できる簡単なコツ
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従業員のモチベーションを高めたいというのは、多くの企業が抱える悩みの種です。モチベーションが上がることで、仕事での生産性の向上や、離職率の低下も期待できます。しかし、モチベーションの向上は簡単ではなく、組織の課題分析や会社の実情に合わせた施策が大切です。
モチベーションアップさせるメリットや下がる要因、具体的にどうやってあげればよいのかについて、解説します。従業員のモチベーションアップさせる参考にしてください。
目次
モチベーションとは
モチベーションとは、物事に対する動機付けのことです。1950年の「モチベーション理論」から注目され始めました。
よく似た言葉に「やる気」がありますが、やる気とモチベーションは別のものです。やる気は何かを継続してやりとげようとする気持ちを示します。つまりモチベーションによる動機付けの結果生じるものです。
モチベーションの主要な理論としては、マズローの「欲求5段階説」やマクレガーの「X理論Y理論」、ハースバーグの「二要因理論」、マクレランドの「欲求理論」、ダニエル・ピンクが提唱した「モチベーション3.0」などが有名です。
モチベーションの種類
モチベーションは大まかに、外発的動機付けと内発的動機付けに分けられます。外発的動機付けとは、他者からの評価やノルマなど外的な要因によって生じるモチベーションです。モチベーションの高める手法としては、昇給や他者からの賞賛など、導入の負担が少ない点がメリットで即効性があります。
しかし、外発的動機付けは効果が一時的であり、目標が達成すると、消えてしまいます。個人の成長と結びつかないことが多く、人材育成がしにくい点がデメリットです。
内発的動機付けとは、自分の目的ややりたいことなど、自分の心の内面から生じるモチベーションです。自分の内面から湧き上がるもののため、効果が長期的に続き、個人の成長にもつながりやすくなります。
ただし、内発的動機付けには、即効性はなく、効果を発揮させるのは時間がかかる点がデメリットです。時間がかかる上、人的コストもかかります。しかし、企業として長期的に成果を出すためには、内発的動機付けをうまくできるかどうかが重要です。
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モチベーションを高めるメリット
従業員のモチベーションを高めることで従業員のエンゲージメント(貢献意欲や帰属意識)が上がり、さまざまな効果が期待できます。
・生産性の向上
・離職率の低下
・採用成功率の向上
モチベーションを高めることで以上のような効果が期待できます。近年では人手不足が問題となっており、従業員一人ひとりのパフォーマンスを高めることが企業の生産性を高めることにもつながるでしょう。
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モチベーションが下がる原因と影響
モチベーションが下がる要因を放置してモチベーションアップの対策をしてもうまくいきません。モチベーションをアップさせたいと思う場合、まずモチベーションが下がる要因を知って、対策することが重要です。
モチベーションが下がる原因
モチベーションが下がる要因はさまざまな要素があります。たとえば以下のような原因があるでしょう。
・人事制度や評価に納得してない場合
・仕事に魅力を感じていない場合
・業務量が多すぎる状態が継続している場合
・職場の環境に不満がある場合
これらの要因がある場合、モチベーションをアップさせようと思ってもうまくいきません。労働環境に問題がある場合、従業員のエンゲージメントが下がってしまうためです。そのため、これらの要因があるのであれば、これらの改善を考える必要があります。
また、企業がこのような要因に気がついていない場合もあります。また、企業だけで分析をしようとしても、企業の思い込みや主観が入り込んでしまい、適切な課題分析ができません。その場合は企業にどのような問題があるのか調査や分析を行う必要があるでしょう。
モチベーションが下がることでの悪影響
モチベーションが下がることは、本人だけではなく、会社全体にマイナスの影響を与えることがあります。モチベーションが低い従業員がいる場合、生産性が下がるだけではなく、ネガティブな発言が増えることで、周囲にもマイナスの影響を与えることがあるためです。
逆にモチベーションが上がると、ポジティブな発言が増え、企業やチーム全体にもよい影響を与えます。モチベーションの状態は個人だけではなく、チームで仕事をする場合にも重要です。
モチベーションアップにつながる施策は
モチベーションアップにつながる施策には、以下のものがあります。
・目標設定を適切に行う
・評価体制を整える
・労働環境を改善する
これらの施策を会社の状況に合わせて導入することが大切です。次で詳しく解説します。
目標設定を適切に行う
モチベーションを高めるためには、目標設定が適切かどうかが重要です。適切な目標設定を行うことで、従業員のモチベーションは向上します。
ただし、適切な目標設定は簡単ではありません。適切な目標設定はモチベーションを高めるのに有効ですが、高すぎる、または低すぎる目標設定は従業員のモチベーションを下げる可能性があります。
社員の目標や性格、適正などを踏まえ、「簡単すぎず、難しすぎず」の目標設定を行うことが大切です。目標設定が適切にできると、達成できる確率が上がりつつ、成長にもつながります。
評価体制を整える
会社の評価体制は従業員のモチベーションに大きな影響を与えます。「適正な評価を受けている」と従業員が感じていれば、モチベーションは上がりやすいでしょう。具体的には以下の対策があるでしょう。
・フィードバック面談を取り入れる
・人事評価と結びついた給料体系の導入
フィードバックを導入する場合、ただ導入するのではなく、客観性を確保し、適切な手順で行えるとより効果的です。複数人からフィードバックをもらう360調査などの導入も検討してみましょう。360度調査を導入すると、より客観性が確保でき、フィードバックの質がより高まります。
労働環境を改善する
労働環境に問題がある場合には、社内で挑戦しやすい環境を作る、社内環境を整えるなどの対策が効果的です。モチベーションアップにつながる具体的な対策の例は以下のものがあるでしょう。
【社内で挑戦しやすい環境を作る】
・社内ベンチャー制度など
・ジョブローテーション
・社内FA制度
・スキルアップや能力開発の研修
・社内公募
【社内環境を整える】
・相談窓口を作る
・福利厚生の充実
・社内SNS導入(社内コミュニケーションの改善)
企業の課題に合わせ、これらの制度をうまく取り入れることで、モチベーションの向上が期待できます。ただし、制度を導入するだけではなく、適切な運用まで考えることがポイントです。
従業員のライフスタイルは近年多様化しており、要望も多様化しています。そのため、多様なライフスタイルに合わせられるフレックスタイム制やリモートワークなどの導入もおすすめです。
モチベーションを上げる方法のまとめ
従業員のモチベーションアップをはかるためには、モチベーションが下がる原因を把握し、改善した上で、モチベーションを上げるための施策を実施する必要があります。しかし、企業の課題を企業だけで把握するのは簡単ではありません。
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