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ガラスの天井とは?破り方や解決策をわかりやすく

2022.07.21 その他

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ガラスの天井は女性やマイノリティの人のキャリアアップを阻害する要因で、現在でも日本に根強く残っています。しかし、この天井をどのようにして取り除けばよいか、わからずお困りの人もいるのではないでしょうか。
今回はガラスの天井とは何か、取り除き方や取り除くメリットについて解説します。ガラスの天井の問題を解決する際の参考にしてください。

ガラスの天井とは

ガラスの天井とは、女性やマイノリティがキャリアアップをするうえで存在する見えない障害を表す比喩表現です。特に日本では女性のキャリアアップを示すことが多いでしょう。
女性やマイノリティが社会進出するにあたって、ガラスのように目に見えないものが天井にあるため、天井の先に進めない状態を示しています。
このガラスの天井は1986年の男女雇用機会均等法をはじめ、法律で徐々に体制が整えられてきました。しかし、現在でもガラスの天井は残っており、企業の中では、女性やマイノリティに対しての配慮が十分に整っていない企業も少なくありません。

壊れたはしごとは

壊れたはしごとは、女性やマイノリティが昇進できないのは、昇進のはしごが壊れており、最初の1段目から踏み外して登るのが難しいということを示す比喩表現です。
女性やマイノリティの昇進を阻むのはガラスの天井ではなく、この壊れたはしごにあると考える声もあります。この壊れたはしごがあるために、女性がキャリアアップしにくく、上の役職ほど女性やマイノリティの比率が下がってしまうのです。

参考:BUSINESS INSIDER 経営陣に女性が少ない原因は「ガラスの天井」ではなく「壊れたはしご」 —— マッキンゼーの最新レポート
https://www.businessinsider.jp/post-200712

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ガラスの天井は2021年現在も存在している

ガラスの天井は、2021年現在でも残っています。世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)が2021年3月に公表したデータによると、2021年の男女格差を測るジェンダーギャップ指数において、日本の順位は156か国中120位(前回は153か国中121位)でした。
参考:男女共同参画局 「共同参画」2021年5月号
https://www.gender.go.jp/public/kyodosankaku/2021/202105/202105_05.html#:~:text=2021%E5%B9%B4%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE,%E4%BD%8E%E3%81%84%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82

また、6歳未満の子どもをもつ夫婦の家事・育児の関連時間の推移は2016年時点で、共働き世帯の妻で365分と夫で82分と低い水準を示しています。
参考:「I-特-38図 同居人有無別自殺者数の前年同月差の推移」男女共同参画局
https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r03/zentai/html/zuhyo/zuhyo01-00-38.html

このような背景から、ガラスの天井は現在も残っており、女性進出を阻む要因となっていることが伺えます。

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ガラスの天井を撤廃するメリット

ガラスの天井の撤廃は女性やマイノリティが働きやすい環境を作るためだけではなく、企業の生産性にも関わる要素です。これらの人たちが働きやすい環境であることをPRする材料になり、優秀な人材を集めやすくなります。
社会や環境に配慮し、持続的な成長ができる企業に対する投資であるESG投資の優先度が高まっており、資金繰りのしやすさにも今後影響してくると考えられるでしょう。
働きやすい環境ができることで、女性やマイノリティだけではなく、それ以外の従業員のモチベーションも上がり、生産性の向上が期待できます。そのため、企業の社会的な意義だけではなく、企業の成長を考えるうえでも、ガラスの天井は取り除くべきものといえるでしょう。

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ガラスの天井がある原因

ガラスの天井は企業ごとにさまざまな原因でできているものです。考えられる要因としては以下のものがあります。
・キャリアについて考える機会がつくられていない
・女性に業務内容や配分の偏りがあり、女性従業員に自信がない
・女性に対する無意識のバイアスがある
・女性自身が「ここからが男性の仕事」と仕事の内容などに制限をかけている
しかし、ガラスの天井の要因は、企業の風土や職場の環境によっても変わるものです。そのため、ガラスの天井を取り除くためには、原因をまず調査し把握する必要があるでしょう。

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ガラスの天井を取り除くには

ガラスの天井を取り除くためには、課題ごとの対処が大切です。ここではガラスの天井を取り除くための具体的な方法について解説します。

組織の課題を把握する

ガラスの天井を取り除くためには、まず組織の課題を把握することが大切です。なぜガラスの天井があるのか、その原因を突き止めなければ、適切な対処ができません
組織の課題把握は重要な問題ですが、企業内部での調査は従業員の本心が聞き出せない場合もあります。そのため、外部調査を取り入れることも選択肢です。

働きやすい環境づくりに取り組む

男女やマイノリティ関係なく働きやすい環境づくりも重要な取り組みの一つです。従業員の健康管理や、ワークライフバランスの実現などの取り組みもその一つでしょう。
具体的には公正な評価制度の導入、在宅勤務の導入、福利厚生の充実、残業時間の短縮化などの取り組みがあげられます。

組織の風通しをよくする

組織での立場に関係なく、フラットな関係で議論ができる風通しのよさは、ガラスの天井を取り除くために重要です。安心して議論ができるよう心理的安全性を確保する、情報の透明性を高める、社内コミュニケーションを増やすなどが対処法として挙げられます
具体的な制度や取り組みとしては、メンター制度、1:1ミーティングの導入、360度評価の導入などの方法があるでしょう。ITツールを利用し、コミュニケーションしやすい環境を整えることも効果的です。

意識改革

ガラスの天井を取り除くためには、上司の意識改革が欠かせません。組織の風土は上司の振る舞いに大きく影響を受けるものです。上司に女性やマイノリティに対してマイナスのイメージがあると、その意識が組織風土にまで反映されます
そのため、制度や仕組みを整えても、経営層や上司の意識が十分に変わっていなければ、ガラスの天井は壊せないでしょう。
しかし、上司への意識改革は、上司も働き方の変化に対する困惑があるものです。そのため、いきなり意識改革をしようとしてもうまくいきません。上司や従業員が互いに思っていることを言い合える環境は時間をかけてつくる必要があります。

キャリアアップ体制を整える

従業員が会社でキャリアアップするための道筋を描けるよう、キャリアパスを整えることも大切です。特に女性従業員は、仕事と結婚・出産のバランスを取ることが難しいため、女性が安心してキャリアアップできるよう、産休や育休の体制を整える、在宅で働けるようリモートワークや地域限定などの制度を整えるなどの方法があります
相談窓口を設け、相談しやすい環境づくりも効果的でしょう。育児などの期間でも女性が退職せずに在籍しやすい仕組みづくりが大切です。また、女性の管理職や経営者、役員などのポストが増えた実績があれば、積極的に実績として開示することも効果が期待できます。

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まとめ

ガラスの天井は日本で根強く残っており、女性やマイノリティの人が管理職につけない状況があります。
しかし、女性やマイノリティの人が働きやすい環境を作ることは社会的に意義があるだけではなく、働きやすい環境づくりや従業員のモチベーションアップにつながります。そのため、企業の長期的な成長にも欠かせない要素です。
また、ESGへの関心の高まりから、投資対象としての評価が上がり、より質が高い人材の確保や離職率を低下させる効果も期待できます
ガラスの天井の問題にお困りであれば、組織診断や360度評価の導入もご検討ください。組織診断を通して、企業の課題が客観的に把握できます。また、360度評価は一人の従業員に対して上司だけではなく、部下や同僚からの評価を取り入れることで、より客観的な評価の実現が可能です。


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HRコラム編集部

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