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ホワイトカラーとは?ブルーカラーや他のカラーとの違い、問題点、ホワイトカラーエグゼンプションまでをわかりやすく解説

2023.06.23 その他

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2019年に働き方改革関連法で導入された高度プロフェッショナル制度。
2005年の日本経済団体連合会からの提言「ホワイトカラーエグゼンプションに関する提言」以来、高度プロフェッショナル制度とホワイトカラーエグゼンプションが同じものとされがちです。
今回は、「ホワイトカラー」が表す本来の意味を、他の色で表す職業との違いや課題・問題点、本来のホワイトカラーエグゼンプションの意味までを徹底解説します。

ホワイトカラーとは?

「ホワイトカラー」とは、頭脳労働者の総称と言われています。
オフィス内で働くオフィスワーカーを指し、スーツの下に着るワイシャツの白い色が名称の由来とされると書かれている資料もありますが、本来は「White color(白い色)」ではなく、「White collar」で「白い襟」を指します
どちらも白いワイシャツが語源である点は同じですね。

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ホワイトカラーの主な職種、仕事内容

ここでは、ホワイトカラーに該当する職種や仕事内容について解説します。
白い襟のシャツを着て働く人をイメージしていますので、とても多くの種類の仕事が該当します。

頭脳労働

「作業上の危険が少ない」「頭脳労働」といったイメージがホワイトカラーには強いのではないでしょうか?
知的な精神労働を行うのがホワイトカラーの最大の特徴でしょう。
ここに該当するのは、専門的な知識と情報を駆使して行う仕事。プログラミングやグラフィックなどの技術職が該当します。

比較的安全な環境での仕事

直接、工事現場に行ったり、体を動かす労働ではなく、オフィスでのデスクワークが中心のホワイトカラー。
危険な作業や状態に接する機会がほとんどないため、比較的、安全に業務を行うことができます。

賃金が高額

ホワイトカラー人材には高い知的水準、高い学歴が求められる場合が多く、他の業種と比較して高い賃金が支払われるケースが多く見られます。
取得している資格なども学力的に難易度が高い資格であることも多く、社内での会計士や社労士といった難易度の高い資格を取得しているために、手当などでも給与が高くなる場合もあります。

具体的な職業

ホワイトカラーの代表的な職種は以下の通りです。
・事務職
・企画
・エンジニア
・医師
・弁護士、税理士、司法書士などの士業
・販売スタッフ
・接客スタッフ
・記者、ライター
・デザイナー
・営業職
・公務員
・設計士
・研究職

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ブルーカラーとの違い

ブルーカラーとは「工場や建設現場などで働く技術職や作業員」を指す言葉です。
ブルーカラーのカラーは元々は「色」ではなく「襟」の意味で、肉体労働に従事する人々の作業服が青い襟だったことに由来しています。
頭脳労働者とホワイトカラーがされるのに対し、直接に物の生産に携わる肉体労働と考えるとわかりやすいでしょう。
最近ではブルーカラーに、警備員、交通誘導員、配達員、介護職、バスやタクシーの運転手も入れられることが多いようです。

ホワイトとブルーだけじゃない

カラーを出している職種はホワイト、ブルーだけではありません。
ここではそのいくつかを紹介します。

グレーカラー

グレーカラーはホワイトカラーとブルーカラーの間に立つような専門的な職種の人たちのことを言います。
白いワイシャツで働いていても、外回りで体を動かす営業職はグレーカラーに入ります
また、専門教育を受けたハイレベルな技術者やコンピューター関連の情報処理技術者で作業のある人もグレーカラーになります。いわゆるデジタル土方と呼ばれる人もグレーカラーに入ります。

グリーンカラー

グリーンカラーは環境に関する業務にかかわる人たちを指します。
林業、リサイクル業、環境エネルギー開発などに携わる人々です。
業務内容によってはブルーカラー、ホワイトカラーともなります。

オレンジカラー

趣味が仕事といった働き方のことを指すのがオレンジカラーです。
これは特定の職種を表すものではなく、状態を指しますが、接客業を指した言い方もあります。
ある企業のプロモーションとして定義づけられました。

シルバーカラー

シルバーカラーはシルバー世代に向けたサービスを提供する職種を指します。
介護や老人ホームなどの他に、高齢者向けの宅配サービスや医療サービスなどが含まれます。

ピンクカラー

「ピンク=女性」のイメージから、ピンクカラーは看護師や保育士といった、比較的女性比率の高い職業を表します。現在は働く女性全般を指します。

メタルカラー

メタルカラーは高度な技術職に就く人たちを表す言葉で、獨協大学の特任教授にもなられた山根一眞氏により定義されました。

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ホワイトカラーの問題点

ホワイトカラーの問題点として、過度の業務量、業務に対する責任の偏重や精神的な負担の多さ、そして業務の標準化の遅れが叫ばれ社会問題となっています
また、心的負担の大きさは、精神疾患、過労死問題、ストレス起因の身体への影響と拡大ばかりで深刻さが増しています。
しかし、これらが本当にホワイトカラーの業務によるものか、という点で明確にはされておらず判断も難しいため解決の糸口は未だ見えない状態が続いています。

過重労働の問題

肉体労働者に対し、頭脳労働とされる職種では疲労が軽視されがちで、また仕事も納期までタイトな職が多く、開発職にあたっては先の見えない中での労働となり、全体的に労働時間が長時間化する傾向が強くあります。

メンタルヘルスと職場の人間関係

長時間労働を原因とする精神疾患の多さがホワイトカラーでは目立ちます。単純に労働時間だけでなく、周囲との人間関係も影響することも多く、また、人間関係が仕事の連携となるため業務効率が下がり、さらに長時間労働となる、というマイナス要素のスパイラルも起こりやすいのがホワイトカラーの特徴と言えます。

AIに代替えできる可能性が高い

開発が進むAIへの業務の代替えができる可能性が高いホワイトカラーの職種では、将来的に職を失う不安を過度に感じてしまっている従業員も多く、また、人員的にも他に取って代わられるのでは、との不安から、自分の職を守るために、十分な休養も取らずに無理して働く人も多くいます。

適していない人材が採用されるケースも

特に最近ではDXの導入を考えている企業で起こりやすくなっていますが、ITの世界に明るくない責任者によりスタッフ採用がされ、受け入れてみたら専門分野が全く違うエンジニアだった、という採用のミスマッチが起こりやすいのもホワイトカラーの世界です。多岐に渡る専門性を経営層が理解していないとこのような人材登用でのミスマッチは多くなります。

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ホワイトカラーエグゼンプションとは?

ホワイトカラー・エグゼンプションとは、ホワイトカラー人材の労働基準法の規制適用の免除、緩和をする制度です。
成果主義の要素が強く、事務系、デスクワーク中心の労働者は、労働時間の長さで価値や成果は判断できない、ゆえに、労働基準法による枠組みではなく、違う枠組みでの労務管理を考えるものです。
日本でも導入が検討されていて、一定の金額以上の収入のある知的労働者限定での導入を、と議論されています。
これにより、同じ成果を上げているはずなのに、片方は早く作業を終え、もう片方は残業を積み重ねて終え、という状況のとき、今の体制では、残業をして成果を出した人の方が所得が高くなります。
能力的にも会社への貢献という点でも早くに作業を終えた方が貢献度は高いはずですが、時間により給与額が決まると不公平さが目立つことになります。この給与の歪みの補正、という目的がホワイトカラー・エグゼンプションにはあります。
また、このような背景から、時間あたりの生産性を高め、効率的な働き方の実現と国際競争力強化などの期待がされています。

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まとめ

今回はホワイトカラーを中心に様々な「カラー」のご紹介と、ホワイトカラー人材が抱える問題、ホワイトカラー・エグゼンプションまでの解説しました。
働き方改革が進む中、働き方の多様化により、様々なカラーが生まれていますが、パブリックイメージで仕事を見るのではなく、多くの人が自分が何をしたいか、が企業でも従業員でも大事ですね。


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HRコラム編集部

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