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仕事の目標が思いつかない人必見!業種別の例文・テンプレと目標の設定ポイント

2024.10.24 その他

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目標設定がうまくできず、お困りの人も多いのではないでしょうか。会社員として目標設定する際には、いくつかのポイントがあり、ポイントを押さえなければ、適切な目標設定はできません。
適切な目標設定をすることで、目標達成率は高まり、自分の成長にもつなげられます。今回は仕事で目標設定をするときのポイントや、事務など業種別の目標設定事例をいくつか取り上げて紹介します。
目標設定にお困りの際にお役立てください。

仕事で目標設定するときのポイント

仕事の目標を立てる際に大切なのは、あいまいさを避けて「評価しやすい形」に落とし込むことです。
単に「頑張る」「成果を出す」といった抽象的な表現では、達成できたかどうかを判断できません。
そこで、以下の2つを意識すると、誰が見ても分かりやすく、成長や成果につながる目標になります。

・数値化できる形で表現すること
 (例:処理件数を月○件に増やす、ミス率を○%以内に抑える)
・フレームワークを活用すること
 (SMARTやOKRなどを使えば、無理のない現実的な目標に整理できる)
この2つを押さえることで、目標が「形だけのスローガン」になるのを防ぎ、日々の業務に活かせる指針となります。

目標は定量化すること

目標を設定する際には、できる限り数値で測定できる形にすることが欠かせません。数値化されていない目標は達成度の判断が難しく、評価があいまいになってしまいます。

例えば「顧客満足度を高める」という抽象的な目標では、達成できたかどうかを測る基準がありません。これを「顧客アンケートで満足度90%以上を獲得する」と変換すれば、誰が見ても達成度を判断できる目標になります。

数値化が難しいと感じる場合でも、以下の切り口で変換してみると明確にできます。

頻度:例「週1回の会議を欠席せず参加する」
件数:例「月に10件の改善提案を出す」
割合:例「入力ミス率を1%未満に抑える」
期限:例「6月末までに新システムの操作を習得する」

このように「頻度・件数・割合・期限」の視点を取り入れると、抽象的な目標も評価可能な形に変換できます。

フレームワークを活用すること

目標を立てるときには、フレームワークを活用すると具体性が増し、達成可能性が高まります。ここでは代表的なフレームワークを整理して紹介します。

フレームワーク 特徴 おすすめの場面
SMARTの法則 目標を「具体的・測定可能・達成可能・関連性・期限」で整理する基本的な手法。 日常業務の改善や個人のスキルアップに最適。
OKR 大きな目標(Objective)と、その達成度を測る指標(Key Result)を組み合わせる方法。 チームや組織全体で方向性を合わせたいとき。
ベンチマーク法 他社や他部門の優れた事例を参考に、自分の目標を設定する方法。 改善テーマを探したいときや、成果の基準を明確にしたいとき。

SMARTの法則の具体例はこちら
OKRの導入方法と書き方の具体例はこちら

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目標が思いつかない原因

「仕事の目標が浮かばない」「目標に何を書けばいいのかわからない」という悩みは少なくありません。
目標が思いつかない背景には、大きく分けて次の3つの原因があります。

自分の役割や期待がイメージできていない

仕事で求められている役割や責任が曖昧だと、具体的な目標に落とし込むのが難しくなります。
まずは自分のポジションを明確にし、必要であれば上司に確認して「どのような成果が期待されているのか」を言語化しましょう。

将来像が描けていない

「1年後・3年後にどうなりたいか」が見えないと、逆算して目標を設定することができません。
キャリアプランがはっきりしていない場合は、まずは短期的なスキル習得や経験をゴールに設定してみるのがおすすめです。

モチベーションが不足している

仕事自体にやりがいを感じられないと、目標を立てても形だけになってしまいます。
「お金を稼ぎたい」「スキルを身につけたい」など小さなモチベーションでも構いません。自分が前向きに取り組める要素を見つけて、そこから目標につなげましょう。

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目標設定が難しいときの対処法

「目標を立てなければ」と思っても、なかなか具体的なアイデアが浮かばないことは珍しくありません。そんなときは、次の3ステップで整理するとスムーズに目標を決めることができます。

思考停止を防ぐ3ステップ

  1. 棚卸し:まず現在の業務や成果物をリストアップして、どの部分が改善余地ありかを書き出します。
  2. 分解:大きな業務を「小さな行動」に分けると、取り組むべき目標が見えやすくなります。
  3. 数値化:「早くやる」「丁寧にする」ではなく、「◯日以内」「エラーを◯件以下」など数値を添えるのがポイントです。

定量と定性を組み合わせる

「数値で追える目標(定量)」と「姿勢やスキル成長(定性)」をバランスよく設定することも効果的です。たとえば「書類ミス率を3%以下にする(定量)」+「新人教育でコミュニケーション力を高める(定性)」のように、両方を意識することで納得感のある目標になります。

効果的な目標設定のために

効果的な目標設定をすることで、目標達成の可能性はグッと高まり、自分の成長にもつながります。ここでは効果的な目標を立てる具体的なポイントを紹介します。

実現可能な目標を立てる

目標は高ければよいというものではなく、実現できるものであることが大切です。実現可能性が高い目標を立てるフレームワークとしては、SMARTの法則を意識してみるとよいでしょう。
SMARTの法則では以下の頭文字から、目標設定をしていきます。
S(Specific):誰にとってもわかりやすい
M(Measureable):測定できる
A(Achievable):実現可能性がある
R(Result Oriented):目標と関連している
T(Time setting):時間制約がある
※関連記事:SMARTの法則とは?目標を立てる手順や注意点を解説

これらの点を意識することで、実現可能性を確保しつつ、目標達成に必要な要素が具体化された目標を作成できます。

チームや会社の目標とのつながりを意識

個人の目標を立てるときには、会社やチームの目標とのつながりを意識することが大切です。例えば、会社として売上アップを重視しているにもかかわらず、直接関係しにくい「電話対応の質をあげる」としても、会社の目標設定として適切とはいえません。
売上を重視する場合であれば、「顧客からのリピート率を〇〇%上げる」など、売上との関連性がある目標設定を行いましょう。

逆算して計画を立てる

目標設定をする際には、大きな目標や長期的な目標から逆算して考えることが大切です。大きな目標を立てる際には、将来関わっていたい仕事、そのために求められるスキルや実績を把握し、具体的な行動計画に落とし込んでいきます。

目標設定テンプレート

目標を立てるときは「定量KPI+行動計画+振り返り」まで一枚で整理すると、実務に活かしやすくなります。以下の表はそのままコピーして使えるテンプレートです。

項目 入力欄(テンプレ) 記入例(事務職)
目標(What) 何を達成するかを一文で。 月次レポート誤入力件数を5件→2件に削減
背景/課題(Why) 現状と課題、放置リスク。 確認工数増加で遅延発生、ダブルチェック未整備
期限(When) 具体的な期日 3か月以内(◯月末まで)
数値基準(KPI) 達成判定に使う数値 誤入力率2%以下、修正リードタイム1日以内
行動計画(How) タスクを3〜5個 チェックリスト作成/週次共有/教育資料更新
振り返り・次の一手 成功/未達要因+改善策 未達なら入力フォーム改修、RPA導入検討

まず「目標」「期限」「KPI」を先に埋め、その後「行動計画」を3つ書き出すとスムーズに作成できます。部門共通で使える形なので、社内での展開にも便利です。

ここで紹介したテンプレートをさらに具体的に落とし込みたい方は、職種ごとの事例を見るのがおすすめです。
事務職の目標設定の例文と具体的な解説はこちら

今年の目標設定の例文を業種ごとに

「目標設定をしたいが、どのような目標を立てればよいか、イメージできない」という人もいるかもしれません。ここでは、今年の目標設定の事例を業種ごとに解説します。

事務作業

事務作業は作業内容を定量的にしにくい場合もありますが、定量的な目標になるよう意識しましょう。経理業務などの場合であれば、「経費処理のミスを0にする」「書類を電子化し、紙代など事務経費を10%削減する」などの目標の立て方があります。
営業事務などの場合であれば、「顧客データをみやすく整理し、成約率を10%高める」「営業との定期的なミーティングをし、売上目標達成を目指す」「エクセルの資格取得することで、エクセルファイルの品質を上げ、5つのファイルの品質向上を目指す」「業務効率化を目指し、残業時間を10時間減らす」などのような目標設定もできるでしょう

工場や製造

工場や製造業の場合、生産性に関わる目標を数字化しましょう
「工場の作業効率を見直し、生産性を10%向上させる」「開発にかかる工程を見直し、コストを5%削減させる」「商品の品質改善を行い、売上を10%アップさせる」「安全管理マニュアルを見直し、事故件数0を目指す」などのような目標が立てられます。
生産性に関わることだけではなく、安全管理などの目標も立てられるでしょう。

人事

人事の業務は多種多様ですが、業務効率だけではなく、人材育成や組織の課題改善を目標として設定する方法もあります
「360度調査を取り入れ、組織の風通しをよくすることで、組織の中でのパワーハラスメントやセクシャルハラスメントの改善し、相談件数を10件以下に抑える」「組織の課題を把握し、改善することで離職率を5%下げる」「メンター制度を導入し、従業員の離職率を10%下げる」「社内SNS制度を導入し、従業員のシステムへの満足度90%以上を目指す」「人事管理システムを導入し、人事の作業負担を言言することで、内定承諾率を10%上げる」などの目標設定が可能です。

また、人事はさまざまな業務に追われることも多いため、業務効率の改善に関する目標を立てることもできます。「雇用管理のためのシステムを導入し、従業員の雇用保険手続きにかかる時間を50%削減する」「教育制度を見直し、今年の資格取得者の人数を3人以上増やす」「タイムカードのシステムを見直し、タイムカードの処理にかかる時間を30%削減する」という目標も立てられるでしょう。

まとめ

目標を立てるためには、大きな目標を立てたうえで、数字化でき、実現可能性がある目標を立てることが大切です。しっかりとした目標を設定することで、目標設定したあとで、具体的な行動をしやすくなり、目標達成や個人の成長につながります。
そのためには、フレームワークを使い、目標に必要な要素を一つ一つ具体化していくことが大切です。今回の記事を参考に、適切な目標を立てる参考にしてください。


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HRコラム編集部

「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。

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