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ストレスマネジメントとは?ストレスチェックの導入、対策までをわかりやすく解説

2023.06.14 その他

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ストレス社会と呼ばれるようになって随分経ちます。
今ではストレスと向き合って対処する方法についても研究が進んできています。
その中の一つ、「ストレスマネジメント」について今回は解説していきます。

ストレスマネジメントとは?

「ストレスマネジメント」とは、ストレスを完全に解消させようとするものではなく、適切に対処し、うまく付き合っていくための考え方や方法のことです。

ストレスとは?

ストレスマネジメントを考える前に、そもそもストレスとは何かを考えましょう。
ストレスとは外から何らかの刺激を受けた結果、心身に生じるさまざまな負担のことです。ストレスを与える原因のことをストレッサーと呼びます。

ストレスをマネジメントするとは?

マネジメントというと管理や効果の最適化を狙うものです。
ストレスをマネジメントするとは、自分のストレスについて理解し、適切な対処法でストレスと上手に付き合っていくことです。

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職場のストレスの原因とは

ストレスマネジメントを的確に行うためには、ストレスの原因要素を正しく知ることが大切です。

人間関係

職場に限らず、ストレスの要因として人間関係は最も大きいとされています
上司・部下の縦の関係、同僚などとの横の関係、取引先などの社外の関係のほか、雇用の違いによる立場の差異から生まれる関係。職場では多くの人間関係があります。その一つ一つ、すべてが円滑であるのが理想ですが、他人をコントロールすることはできないため、予定や思惑が外れたり、信用関係が崩れたり、ととかくストレスの要因を作りやすいのが人間関係です。

業務量

深刻な人手不足の問題を抱える企業が多くあります。
どちらの企業も人員削減と並行して業務改善や効率化が進められなければならないところですが、人員削減の方が先に走ってしまい、改善が思うように進まずに業務量が増えてしまっている従業員は少なくありません。
そして、コロナ禍の影響により人員数のコントロールが難しい状況が続き、従業員一人当たりの業務量は深刻なストレス要因として割合を増してきています。

成果へのプレッシャー

業務量と合わせ、人員不足と経済不況から深刻なストレス要因となっているのが成果に向けてのプレッシャーです。働き方・雇用の多様化が広がり同一労働同一賃金の風潮が強くなると、益々、成果に対する見方は厳しさも増してきます。

職場環境の物理的問題

職場環境の物理的問題とは、事業所内の設備環境を表します。
事業所内のレイアウト、デスクの配置、椅子の高さ、空調などの温度設備、トイレの位置・数、窓やドアも含む換気設備、清掃状況など、快適な職場空間であるために注意を払うべきところは多くあります。
ある程度の規模の企業になれば、衛生委員会や産業医による設備点検や職場環境の最適化への指導もありますが、小規模の事業所ではなかなか目が行き届かず、職場の物理的環境がストレスの原因となる場合もあります。
この物理的要因には、室内の照明の明るさ(明るすぎてもストレス要因)、パソコンなどのOA機器から発するブルーライトも含まれます。

家庭との両立

女性の社会進出が活発になるのと合わせて、家庭と仕事との両立に悩む女性従業員が年々増えています。
学校教育での方針が変わり、家庭科・技術どちらも男女ともに授業を受けるようになってからは、男性の家事労働への期待も高まり、合わせ、男性の育休取得の風が吹き始めてからは、男性でも家庭と仕事の両立にストレスを感じるケースが少しずつ増えています。

将来への不安

年功序列・終身雇用の崩壊と年々長くなる寿命から、年金受給時期や年金額、仕事の将来性と先行きの不安要素が増えています。セカンドライフも仕事をというのがスタンダードになりつつある中では、かつてのライフプランニングとは変わり、長生きリスクまでを盛り込んでのプランが当たり前となってきています。
給与の伸びも期待が難しくなっている今、見えない将来への不安は大きなストレス要素です。

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ストレスマネジメントが必要な理由

人が生きている限りは、どうしてもストレスが生じます。完全にストレスを解消したとしても、必ずまた発生するものです。
ですから、自分のストレスについてよく知り、適切な対処法を実践してストレスとの上手なお付き合いが必要で、これによりストレスによる反応を軽減する、これがストレスマネジメントが必要な理由です。

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ストレスによって起こること

ここではストレスによって起こることを解説します。

メンタル面での反応

メンタル面での反応として不安やイライラ、気分の落ち込みや不眠があげられます。
飲酒量や喫煙本数の増加、過食または食欲減退、やる気の低下などもメンタル面での反応です。
こういった反応から、生活のリズムを崩してさらに悪化させてしまったり、うつ病のきっかけとなることも多く見られます。

体に起こる反応

食欲減退や疲労回復の遅れといった感覚的に感じる体の反応のほかに、めまい、頭痛、吐き気、肩こり、下痢、腰痛といったものが反応として訴えられます。ここから胃腸の病気や円形脱毛症、ストレスが原因での過食、アルコールの過剰摂取、高血圧や糖尿病リスクの増大といった健康問題を引き起こすケースもあります。

業績不振や勤怠状況の悪化

前向きに判断する、思考することが難しくなり、業務への段取り・進捗に影響することもあります。
特に業務の抱え込み、人間関係の不和が続く場合は、後回しにされる業務が増え、結果、業務の遅れ、リスケが重なり、企業の収益にも関わってしまいます。

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具体的な対処法の前に

ここでは具体的なストレスの対処法について解説します。

ストレス反応に気づく

まず、「ストレス反応に気づく」ことです。
特に過度のストレスに襲われている人は自分がストレス状態にあることに気づかないケースが多く、周囲が声をかけなくてはならないこともあります。
部署やチームの中で気軽にストレスについて話すことができる雰囲気も大切です。

ストレスを書き出す

続いて、ストレスに感じているものが何かを書き出すことです。
頭の中でわかっていても、さまざまな思いと混同してしまい、解決や反応を軽減するための対策が機能しないことがほとんどです。見える化によって、すっきりできるものもあります。

解消するための具体策を考える

ストレスの見える化で把握したものを、解消する、または軽減するための具体策を考えます。
ストレスの原因、環境、働きかけなど、自分の状況、環境、好みなどにより対策すべきことは変わります。
運動、言葉がけ、睡眠、リラクゼーションなどが対策としてあげられます。

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ストレスチェックの導入と実施

従業員へのストレスの対策としてストレスチェックの導入と実施は効果的です。
事前準備として、ストレスチェック制度の導入を決定後、従業員への告知・周知の徹底をします。
衛生委員会にて、対象、時期、質問票への質問内容の選定と作成を協議し、実運用に入ります。
参考:ストレスチェック制度とは、義務化について

具体的なストレスマネジメント

具体的なストレスマネジメントの進め方について解説します。

セルフモニタリング

前述のストレスを書き出す、を継続していくとセルフモニタリングになります。
最近ストレスに感じたもの、感じた場面を思い出し、「今、どのような状況にあるのか」「何が原因か(ストレッサーか)」「その原因によりどのようなストレス反応が出ているか」を書き出します。
このセルフモニタリング自体で解消されるストレスもあります。

ストレスコーピング

続いて対処法を考えます。これをストレスコーピングと呼びます。
自分自身がストレスとしっかりと向き合っているという自覚を持つことが大切です。
コーピングには下記の3つがあります。
・問題焦点型コーピング
・情動焦点型コーピング
・ストレス解消(発散)型コーピング

「問題焦点型コーピング」は今、直面している問題や状況に向き合い、直接的に解決に向けての具体的対策を考えるアプローチです。
「情動焦点型コーピング」は自分の気持ちや感性、考え方を調整するアプローチです。視点を変えてネガティブな側面をポジティブに転換する、誰かに感情を吐露するといったものです。
「ストレス解消(発散)型コーピング」は、ストレス反応そのものへアプローチするもので、心身の疲れを取り除くリラクゼーションや、体を動かす、何かに集中するなどで発散するやり方を言います。

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まとめ

今回はストレスマネジメントについて解説しました。
個人に任せるのではなく、企業としてチームとしてもストレスマネジメントに取り組み、気分の良い職場環境を作っていきたいですね。


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HRコラム編集部

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