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フィードバックとは?ビジネスでの意味・種類・効果を体系的に解説|人材育成に活かす基本

公開日:2025.02.05 更新日:2026.01.08 360度フィードバック

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フィードバックとは、相手の行動や成果を振り返り、次の成長につなげるための重要なコミュニケーションです。しかし、意味や種類を正しく理解しないまま行うと、関係性を損ねたり、期待した効果が得られなかったりすることも少なくありません。
本記事では、フィードバックのビジネスにおける意味や役割、代表的な種類と効果を体系的に整理し、人材育成や1on1の場で活かすための基本的な考え方をわかりやすく解説します。

フィードバックとは?基本的な意味と定義

フィードバックという言葉は、もともと機械の世界で使われていた言葉です。目標とする状態と今の状態を比べて、その差を埋めるために情報をやりとりすることを指していました。

今では職場でよく使われる言葉になり、「仕事をより良くするために、お互いの考えを伝え合うこと」という意味で使われています。

会社での仕事では、上司と部下、同僚同士など、さまざまな場面でフィードバックが行われています。「この部分は良かったよ」「ここはこうするともっと良くなるね」といった具合に、お互いの成長を支え合うための大切なコミュニケーションです。

話し合いを通じて仕事の質を高める

職場での仕事は一人では完結しません。チームのメンバーと協力しながら、より良い結果を目指していく必要があります。

そのためには、お互いの考えや思いを共有し、理解し合うことが大切です。

フィードバックを通じた話し合いは、単なるおしゃべりではありません。目的を持った対話を重ねることで、仕事の進め方が良くなり、結果として成果も上がっていきます。

また、メンバー同士の信頼関係も深まり、より働きやすい環境を作ることができます。

日々の振り返りで着実に成長する

毎日の仕事の中で、小さな成功や失敗を振り返ることは大切な習慣です。
一日の終わりや週の締めくくりに、自分や周りの人の仕事ぶりを振り返る時間を持つことで、着実な成長につながります。

振り返りの習慣は一人で行うこともできますが、上司や同僚と一緒に行うとより効果的です。異なる視点からの気づきが得られ、新しい発見につながることも多いものです。

前向きな対話で信頼関係を築く

フィードバックは、お互いの成長を支え合うための対話です。相手を責めたり否定したりするのではなく、より良い方向に向かうためのコミュニケーションとして捉えることが大切です。

このような前向きな対話を重ねることで、お互いを理解し合い、支え合える関係を築くことができます。
そうすることで、困ったときに相談しやすい雰囲気が生まれ、職場全体の雰囲気も良くなっていきます。

目標に向かって一歩ずつ進める

フィードバックの大きな目的は、目標の達成をサポートすることです。
大きな目標も、小さな成功を積み重ねることで少しずつ近づいていくものです。

そのため、日々の小さな進歩を認め合い、励まし合う姿勢が大切です。また、目標に向かう過程で困難に直面することもありますが、そんな時こそフィードバックを通じて支え合うことが重要です。

一人で抱え込まずに、周りの人と協力しながら進んでいく。それがフィードバックの持つ大きな価値です。

フィードバックの種類と特徴

フィードバックには大きく分けて2つの種類があります。

  • 良い行動や成果を強化する「ポジティブフィードバック」
  • 改善点を伝えて成長を促す「ネガティブフィードバック」

どちらも人材育成に欠かせない要素ですが、一方だけでは十分とは言えません
相手の状況や目的に応じて、適切に使い分けることが重要です。

なお、こうしたフィードバックは1on1の場で行うことで、より深い対話につながりやすくなります。
1on1での具体的な進め方やポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。
1on1で伝えるフィードバックの基本と実践ポイント|信頼関係を築く対話の工夫とは

成功体験を強化するポジティブフィードバック

ポジティブフィードバックは、相手の良い行動や成果を認め、それを再現・定着させるための手法です。
単なる褒め言葉ではなく、具体的な行動や成果に基づいて評価することで、成長につながります。

良い行動を具体的に伝える

良い行動を伝える際は、「いつ」「どこで」「どんな場面で」「どのような行動をしたか」を具体的に示すことが重要です。

例えば、「今朝の会議で事前に資料を用意し、チームメンバーに共有してくれたおかげで、スムーズに議論を進めることができました」というように伝えます。

このように具体的に伝えることで、相手は自分のどんな行動が評価されているのかを明確に理解することができ、その行動を継続する意欲が高まります。

継続を促す声かけを行う

良い行動を認めた後は、その行動の継続を促す声かけを行います。

「これからもこの調子で頑張ってください」という漠然とした言葉ではなく、「次回のプロジェクトでも今回のように事前準備をしっかりと行い、チームメンバーと情報共有していただけると、より良い成果が期待できますね」というように、具体的な期待を伝えることが効果的です。

このような声かけにより、相手は自分の行動が組織にとってどのような価値があるのかを理解し、成長への意欲を高めることができます。

改善を促すネガティブフィードバック

ネガティブフィードバックは、相手の行動や成果の改善点を伝えることで成長を促す手法です。

ただし、単なる否定や批判ではなく、相手の成長を願う気持ちを持って伝えることが重要です。相手の問題点を指摘する際は、具体的な事実を基に、建設的な対話を心がけましょう。

建設的な指摘を心がける

相手の行動や結果について指摘する時は、「なぜダメなのか」という理由と、「どうすれば良くなるのか」という改善策を具体的に示すことが大切です。

例えば、「報告書の提出が遅れたのは、作業の優先順位付けに問題があったからだね。次回からは締め切りの1週間前に一度確認する時間を作ってみよう」というように伝えると良いでしょう。

具体的な改善案を示す

改善点を指摘した後は、必ず具体的な行動プランを一緒に考えます。

「もっと頑張って」という抽象的な言葉ではなく、「明日からこの3つのことに取り組んでみよう」というように、実行可能な具体的な行動に落とし込むことが大切です。

また、定期的に進捗を確認し、必要に応じてアドバイスを行うことで、着実な改善につなげることができます。

フィードバックの代表的なフレームワーク

フィードバックを効果的に行うためには、状況に応じて適切な手法を選ぶことが大切です。

ここでは、現場でよく使われている4つの代表的なフレームワークについて、具体的な使い方や特徴を詳しく解説していきます。

フレームワーク特徴適した場面
SBI型状況・行動・影響を順に伝える基本的なフィードバック全般
サンドイッチ型良い点で挟んで改善点を伝える新入社員・若手社員への指導
ペンドルトン型対話を通じて気づきを促す深い学びを促したい場面
FEEDモデル事実から改善案まで段階的に伝える改善点の指摘時

状況・行動・影響を伝えるSBI型

SBI型は、基本的なフィードバックの方法です。

具体的な状況から話を始め、そこでの行動、そしてその影響という順序で伝えていくことで、相手が理解しやすい形でメッセージを届けることができます。

このフレームワークは、良い点も改善点も両方伝えられる便利な方法として、多くの会社で活用されています。

ポジティブとネガティブを組み合わせるサンドイッチ型

サンドイッチ型は、その名の通り「パン」と「具材」のように、良い点を伝えることで改善点を挟む手法です。
この方法は、相手のモチベーションを保ちながら必要な改善点を伝えられる実用的なフレームワークとして知られています。

特に新入社員や若手社員へのフィードバックで効果を発揮します。

対話を重視するペンドルトン型

ペンドルトン型は一方的に評価を伝えるのではなく、相手との対話を通じて気づきを促すフィードバック手法です。
この方法の特徴は、まず相手に自己評価をしてもらい、その後で指導者側からアドバイスを行うという点にあります。

相手が自ら考えて気づきを得ることで、より深い学びと成長につながるフレームワークとして、多くの現場で活用されています。

事実から改善策を導くFEEDモデル

FEEDモデルは、「事実(Fact)」「理由(Example)」「影響(Effect)」「改善案(Different)」という4つの要素を順番に伝えていく方法です。

このモデルの特徴は、事実を基に話を始め、最後に具体的な改善案まで示せる点です。
多くの企業で日常的に使われており、特に改善点を伝える際に効果を発揮するフレームワークとして知られています。

フィードバックで得られる効果

フィードバックを適切に行うことで、個人の成長だけでなく、チーム全体の成果向上にもつながります。
ここからは、フィードバックを継続的に行うことで得られる具体的な効果について、詳しく解説していきます。

【フィードバックで得られる効果】
・モチベーションが向上する
・個人の仕事の質が着実に良くなる
・目標達成の確率が高まる
・チーム全体の成果が上がる
・働きがいのある職場になる

モチベーションが向上する

適切なフィードバックは、仕事への意欲を大きく高める効果があります。

特に、具体的な成果や行動を認めるフィードバックは、相手に「自分の頑張りが認められている」という実感を与え、さらなる成長への意欲を引き出すことができます。

自己効力感を高める

具体的な成功体験を振り返ることで、「自分にもできる」という自信が生まれます。

例えば、「先月のプレゼンでお客様から高い評価をもらえたのは、事前準備をしっかりと行った成果でしたね」というフィードバックを受けることで、努力が結果につながるという実感が得られ、次の課題にも自信を持って取り組めるようになります。

達成感を実感できる

目標に向かって進んでいる実感は、大きなやりがいにつながります。

日々の小さな進歩を認め合い、「ここまでできるようになったね」と具体的に伝え合うことで、着実に成長している実感を得ることができます。

この達成感が、次の目標に向かう原動力となっていきます。

個人の仕事の質が着実に良くなる

適切なフィードバックを受けることで、一人ひとりの仕事の質は確実に向上していきます。

Gallup社の調査によると、定期的にフィードバックを受けている従業員は、そうでない従業員と比べてエンゲージメントとパフォーマンスが高くなることが分かっています。

これは、自分の強みや改善点を客観的に理解し、具体的な行動の改善につなげられるからです。

成長の度合いを確認する

日々の仕事の中で、自分がどのように成長しているのかを具体的に把握することは大切です。

例えば、「先月より報告書の完成度が上がった」「お客様からの評価が良くなった」といった具体的な変化を確認することで、着実な成長を実感できます。

また、上司や同僚からのフィードバックを通じて、自分では気づかなかった進歩にも気づくことができるのです。

スキルアップにつながる

フィードバックを通じて具体的な改善点を知ることで、必要なスキルを効率的に身につけることができます。

「この部分をこう変えると、もっと良くなる」という具体的なアドバイスがあれば、次の行動に活かしやすくなります。

また、良い点を伝えられることで、自分の得意分野をさらに伸ばすこともできるのです。

目標達成の確率が高まる

フィードバックを定期的に行うことで、目標達成への道筋がより明確になります。
定期的なフィードバックを受けている社員は、そうでない社員と比べて目標達成率が大きく向上する場合があります。
自分の現在地を正確に把握し、必要な軌道修正を早めに行えるからです。

具体的な行動計画を立てられる

目標に向かって何をすべきか迷った時、フィードバックが大きな助けとなります。

例えば、「来月までに新規顧客を3社獲得する」という目標に対して、「まずは既存顧客から紹介を募る」「業界セミナーに参加する」といった具体的な行動に落とし込むことができます。

このように、実現可能な小さな行動に分解することで、着実に目標に近づくことができるのです。

進捗を適切に管理できる

目標達成に向けた進み具合を定期的に確認することで、遅れや問題点を早めに発見できます。

例えば、週1回の進捗確認で「このペースだと目標達成が難しい」と分かれば、すぐに対策を考えることができます。

また、順調に進んでいる場合は、その調子を維持するためのアドバイスをもらうこともできるのです。

チーム全体の成果が上がる

フィードバックを通じて、チーム全体の力を高めることができます。

一人ひとりが成長するだけでなく、メンバー同士が互いの良さを認め合い、助け合える関係が生まれることでチーム全体の成果は大きく向上していきます。

メンバー同士で学び合える

チーム内で良い取り組みや工夫を共有することで、メンバー全員のスキルアップにつながります。

例えば、「あの人のやり方を真似してみよう」「この方法を他のメンバーにも教えてあげよう」といった具合に、お互いの良いところを学び合える環境が自然と生まれてくるのです。

組織の生産性が向上する

フィードバックを通じて共有された改善点や工夫は、チーム全体の仕事の進め方を良くしていきます。

一人が見つけた効率的な方法をチーム全体で取り入れたり、誰かが経験した失敗から全員で学んだりすることで、組織全体の生産性は着実に高まっていくのです。

働きがいのある職場になる

フィードバックを積極的に行う職場では、社員一人ひとりが自分の価値を認められ、やりがいを持って働けるようになります。

フィードバックを重視している企業は「働きがいのある会社」と従業員が感じることも多いのです。

信頼関係が強化される

日々のフィードバックを通じて、上司と部下、同僚同士の信頼関係が深まっていきます。

例えば、「この前の提案、とても良かったよ」「ここをこう工夫すると、もっと良くなるね」といった具体的な声かけが、お互いを理解し合える関係づくりにつながっていきます。

コミュニケーションが活性化する

フィードバックが日常的に行われる職場では、誰もが自由に意見を言い合える雰囲気が生まれます。

「こうしたらもっと良くなるかも」「新しいやり方を試してみない?」といった建設的な対話が増え、職場全体の雰囲気が明るく活気づいていきます。

社員同士が高め合う関係を築くことで、個人の成長だけでなく、組織全体の活性化にもつながっていくのです。

フィードバックの効果的な進め方

フィードバックを効果的に行うためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。

ここからは、実践で使える具体的な進め方について、詳しく解説していきます。

【フィードバックの効果的な進め方】
・基本的な手法を正しく使う
・話すタイミングと場所を工夫する
・具体的な事実を基に伝える
・相手の立場に立って考える

基本的な手法を正しく使う

フィードバックには、状況に応じて使い分けるべき基本的な手法があります。
SBI型やサンドイッチ型など、目的に合った手法を選ぶことで、相手に伝えたいことをより効果的に届けることができます。
大切なのは、ただ手法を真似るのではなく、その本質を理解して活用することです。

状況や行動、影響を順に伝える

まずは「いつ」「どこで」「どんな場面で」という具体的な状況から話を始めましょう。
その後、実際に見た行動を伝え、それがどんな影響をもたらしたのかを順序立てて説明します。

例えば「先週の会議で資料を事前に準備してくれたおかげで、スムーズに進行できました」というように具体的に伝えると良いでしょう。

良い点と改善点をバランスよく示す

ポジティブな内容とネガティブな内容のバランスを考えて伝えることが大切です。
良い点だけを伝えても、改善点だけを伝えても、十分な効果は得られません。
相手の成長を願う気持ちを持って、建設的な対話を心がけましょう。

話すタイミングと場所を工夫する

フィードバックの効果は、いつ、どこで行うかによって大きく変わってきます。

厚生労働省の調査によると、フィードバックが実施されない職場では「働きにくいと感じている人」の割合が高いことが報告されています。

適切なタイミングと場所を選び、相手の状況や心理状態に配慮しながら行うことが大切です。

最適な時期を見極める

行動や出来事があってから24時間以内に伝えることが効果的です。
それ以上時間が経ってしまうとお互いの記憶が薄れてしまい、具体的な改善につながりにくくなってしまいます。
ただし、感情が高ぶっているときは避け、お互いが落ち着いた状態になってから伝えるようにしましょう。

話しやすい環境を整える

フィードバックを行う場所選びも、相手の受け止め方に大きく影響します。
人通りの多い場所や周囲に人がいる環境は避け、静かな会議室や落ち着いて話せる空間を選びましょう。

また、向かい合って座るよりも、少し角度をつけて座ることで心理的な圧迫感を和らげることができます。こうした小さな配慮が、相手の本音を引き出しやすくします。

なお、実際にどのような言葉で伝えるかについては、以下の記事でシーン別の例文を交えて詳しく解説しています。伝え方に迷ったときは、あわせて参考にしてみてください。
【例文つき】フィードバックの伝え方|シーン別にポジティブ&ネガティブな表現をご紹介

具体的な事実を基に伝える

フィードバックを効果的に行うためには、主観的な感想ではなく、実際に起きた出来事や行動を基に話をすることが大切です。

「なんとなく良くない」「もっと頑張って」といった抽象的な表現では、相手は何をどう改善すれば良いのか分かりません。
具体的な事実を基に話をすることで、お互いの認識にズレが生まれにくくなり、建設的な対話につながります。

必要な情報を整理する

フィードバックの前に、「いつ」「どこで」「何が」あったのかを時系列で整理しましょう。
例えば、「先週の月曜日の朝礼で、資料の準備が間に合わなかった」というように、状況を具体的に把握します。また、その出来事が周りにどんな影響を与えたのかも含めて整理すると良いでしょう。

分かりやすい例を用意する

改善点を伝える時は、具体的な行動レベルの例を示すことが効果的です。
「もっと丁寧に」ではなく、「お客様への返信メールは送信前に必ず読み返しをして、誤字脱字がないかチェックしよう」というように、すぐに実践できる具体例を示すことで、相手は何をすれば良いのかが明確に分かります。

相手の立場に立って考える

フィードバックを効果的に行うためには、相手の視点に立って物事を考えることが重要です。
特に、部下への指導や評価を行う場面では、相手の状況や気持ちを理解したうえでメッセージを伝えることが大切です。

気持ちに配慮して話す

相手の気持ちに寄り添った言葉選びをすることで、フィードバックの効果は大きく変わってきます。

例えば、「なぜこんな簡単なことができないの?」ではなく、「ここの部分は一緒に確認してみましょうか」というように、建設的な表現を使うことで、相手は前向きに受け止めやすくなります。

また、相手の表情や反応を見ながら、理解度や受け入れ具合を確認することも大切です。

建設的な表現を選ぶ

改善点を伝える際は、問題点の指摘だけでなく、具体的な解決策も一緒に提案することが効果的です。
「この部分が足りていない」という指摘だけでは、相手は何をすれば良いのか分かりません。

「次回は◯◯を意識して取り組んでみましょう」というように、次のアクションにつながる表現を選ぶことで、相手は具体的な改善イメージを持つことができます。

フィードバックでありがちな失敗と対策

フィードバックは効果的に行うことで大きな成果を生み出せる一方で、やり方を間違えると逆効果になってしまうことも少なくありません。

ここからは、現場でよく見られる失敗パターンとその具体的な対策方法について詳しく解説していきます。

失敗パターン具体的な問題対策
感情的な対応信頼関係の悪化・深呼吸で気持ちを落ち着かせる
・事前に伝えたい内容を箇条書きにする
一方的な話し方フィードバックの効果低下・質問を織り交ぜる
・相手の考えを引き出す

感情的になって関係が悪くなる

フィードバックは時として感情的になりやすい場面です。特に改善点を指摘する際は、つい厳しい言葉を投げかけてしまいがちです。

感情的なフィードバックは相手の心に深い傷を残すだけでなく、信頼関係を壊してしまう原因にもなります。

冷静に話せる方法を身につける

感情的になりそうな時はその場でフィードバックを行わず、一度深呼吸をして気持ちを落ち着かせることが大切です。

また、事前に伝えたい内容を箇条書きにしておくと、感情に流されず冷静な対話ができます。

落ち着いて対応する習慣をつける

感情的になりそうな場面でも「相手の成長を願う気持ち」を思い出すことで、冷静さを保つことができます。

また、定期的な1on1ミーティングなど、日頃からコミュニケーションの機会を設けることで、お互いの理解が深まり、感情的になりにくい関係を築くことができます。

一方的に話して効果が薄れる

フィードバックは双方向のコミュニケーションであり、一方的に話をするだけでは本来の効果は得られません。

相手の考えや状況を理解せずに、自分の意見だけを押し付けてしまうと、かえって関係性を悪化させてしまう可能性があるのです。

対話を増やす工夫をする

フィードバックの際は、「どう思う?」「なぜそうしたの?」といった質問を織り交ぜながら、相手の考えを引き出すことが大切です。

例えば、「この部分の作業が遅れた理由を教えてくれる?」と尋ねることで、予想もしなかった課題が見つかることもあります。

また、相手の話をしっかりと聞くことで、より適切な改善策を一緒に考えることができるようになります。

質問を上手に活用する

質問をする際は、「なぜできないの?」といった責める口調ではなく、「どうしたらできそう?」といった前向きな表現を心がけましょう。

また、「はい」「いいえ」で答えられる質問ではなく、「どのように」「どんな風に」といった、相手が考えを広げられる質問を意識的に使うことで、より深い対話が生まれやすくなります。

フィードバックの実践ポイントまとめ

フィードバックは、職場の成長と発展に欠かせない重要なコミュニケーション手法です。
この記事では、効果的なフィードバックの実践方法について、さまざまな角度から解説してきました。
以下の3つのポイントを意識しながら、実践に移していきましょう。

【フィードバックの基本を押さえる】
・具体的な事実を基に話をする
・相手の成長を願う気持ちを持つ
・双方向のコミュニケーションを心がける
・定期的な機会を設ける

【効果的な手法を使いこなす】
・状況に応じて適切なフレームワークを選ぶ
・ポジティブとネガティブのバランスを取る
・タイミングと場所を工夫する
・継続的なフォローを忘れない

【信頼関係づくりを意識する】
・相手の立場に立って考える
・感情的にならない
・建設的な対話を心がける
・小さな進歩も認め合う

フィードバックは、一朝一夕に身につくものではありません。しかし、この記事で紹介した方法を一つずつ実践していくことで、効果的なフィードバックができるようになっていくはずです。

FAQ(よくある質問)

Q1. フィードバックの頻度はどれくらいがよいですか?
目安は週1回程度の定期的なフィードバックです。加えて、良い成果が出たときや改善が必要な場面があれば、その都度短く伝えるのが効果的です。
なお、コーチ・エィ社の調査によると、上司から週1回以上フィードバックを受けている人は「自分の目標と組織の目標とのつながりを理解している」と回答する割合が高いことが示されています (参考: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000053380.html )。
ただし職種や業務の特性によって最適な頻度は変わるため、「定例+必要に応じて都度」を基本に調整しましょう。
Q2. 悪い内容を伝えるときはどうすればよいですか?
改善点を伝えるときは、人格ではなく「事実(状況・行動)」に焦点を当て、次にどうすれば良くなるかを一緒に考える姿勢が大切です。
具体的には、①事実→②影響→③期待する行動(提案)の順に整理し、相手の言い分も確認しながら対話で着地させると受け止められやすくなります。
Q3. 部下が反発してきたらどうすればよいですか?
まずは反発の理由を確認し、感情面の受け止め(「そう感じたんですね」)と事実のすり合わせを分けて行うのがポイントです。
伝え方や前提にズレがある場合も多いため、こちらの意図を補足しつつ、「一緒に良い方向にしたい」という目的を共有して対話に戻しましょう。


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HRコラム編集部

「CBASE 360°」は、株式会社シーベースが提供するHRクラウドシステムです。経営を導く戦略人事を目指す人事向けのお役立ち情報をコラムでご紹介します。

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