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バーンアウトとは?なりやすい状況や予防法・対処法まで

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バーンアウト症候群にかかると、従業員が無気力な状態になり、会社の生産性にも影響します。この症状は会社で事前に環境を整えることで、予防することが可能です。
バーンアウト症候群とは何か、予防方法や立ち直り方について解説します。会社でバーンアウト症候群が起きない体制づくりをするのにお役立てください。

バーンアウト症候群とは

バーンアウトとは、「燃え尽きる」という英語で、で活発に活動していた人が、急に精神的に活力がなくすような状態です。具体的には、元気がない、食欲がなくなる、人と話すのが億劫になるなどの症状があります。
営業職やサービス業の人に多いといわれていますが、近年では職業に限らず発症する可能性がある病気です。バーンアウト症候群は医学的な定義はなく、うつ病と類似した症状もあり、放置するとうつ病に発展することもあります。
バーンアウト症候群の症状としては以下の症状があります。
・感情的に疲れやすくなる
・思いやりがなくなってしまう
・仕事の質が下がる

どのような症状か、次で解説します。

参考:e-ヘルスネット「バーンアウトシンドローム」
※バーンアウトを原因としたうつ病もある

感情的に疲れやすくなる

バーンアウト症候群になると、情動的消耗感により、精神的にに疲れやすくなります。情動的消耗感とは情緒的に力を出し消耗した状態です。感情労働のような、感情を動かされる仕事、具体的には接客業などが当てはまります。
接客業でなくても、職場の環境などにより、対人関係でエネルギーを使いすぎてしまうような環境であれば、注意が必要です

思いやりがなくなってしまう

バーンアウト症候群では、感情的にエネルギーを使わなくなり、思いやりがなくなる状態になります。これが脱人格化という現象です。
相手に対して配慮しない発言が増え、高圧的な態度を取ることがあります。その結果、職場でのコミュニケーションに問題が生じやすくなることが問題です。

仕事の質が下がる

バーンアウト症候群にかかってしまった人は、個人的達成感がさがり、仕事の質が下がってしまいます。コミュニケーション上の問題が生じやすく、仕事での連携が取りにくくなるためです。
仕事の質の低下が評価にも反映されると、自己肯定感の低下や休職や退職の原因になることもあります。

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バーンアウトになりやすい状況

バーンアウト症候群は環境に大きく影響を受けます。どのような環境が影響を受けるのか解説します。

バーンアウト症候群になりやすい人もいる

バーンアウト症候群になりやすいのは以下のような人です。
・完璧主義
・頑張り屋

これらの条件に当てはまる人は、成果を求めようとしすぎてしまい、頑張りすぎてしまう傾向にあります。
また、オンオフの切り替えが苦手な人も注意が必要です。緊張感を感じやすく、疲弊する可能性があります。特にリモートワークが主流になり、オンオフの切り替えがより難しいため、うまく休みが取れているか確認がバーンアウト症候群の予防には重要です。

過酷な業務環境

バーンアウト症候群にかかりやすいのは、過酷な業務環境におかれている場合です。具体的には、高すぎるノルマ設定、人材不足、長時間勤務などが要因として挙げられます。これらの環境が他者から強制されている場合は、よりバーンアウト症候群にかかりやすくなるため、注意が必要です。
会社としてこのような環境を作らないよう対策を整えると、バーンアウト症候群の予防につながります。

頑張りが報われないなどの出来事があったとき

頑張ったことに対して、報われなかった場合、バーンアウト症候群にかかりやすくなります。具体的には以下のようなことが挙げられるでしょう。
・業務を頑張ったのに、給料に反映されなかった
・目標達成を目指したが、達成できなかった

特に給料や評価については、対象となる本人が納得しているかどうかが重要です。周囲が適切だと思っていても、本人が納得していない場合には、バーンアウト症候群にかかる可能性があります。

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バーンアウトの予防方法

バーンアウト症候群は労働環境の影響が原因のこともあるため、事前に予防対策を整えることが効果的です。ここではどのような予防方法があるか、解説します。

従業員の労働環境を整える

従業員の労働環境を整え、過酷な労働を回避することで、バーンアウト症候群の予防に効果があります。特に残業が多いなど、労働環境に問題があるような場合には、高い効果があるでしょう。従業員のプライベートの充実を促すことも重要です。
・福利厚生の見直し
・残業時間の削減
・目標設定の見直し

これらの対策をし、従業員が働きやすい環境になれば、バーンアウト症候群にかかる可能性は少なくなるでしょう。

チームの雰囲気を改善する

会社のチーム内の雰囲気が悪く、気を使わざるをえないような状況の場合、チームの雰囲気の改善がバーンアウト症候群予防に効果的です。具体的な制度面での対策としては以下のものがあります。
・社内SNSの導入による
・相談窓口の設置
・匿名アンケートの利用
・組織分析を行う

ただし、チームの雰囲気づくりは、制度を整えるだけでうまくいくものではありません。雰囲気が悪い原因を分析し、リアルな声を聞くことが大切です。組織の課題が明確になり、解決を図った上で、共感や思いやりをもった会話ができると、チームの雰囲気はよくなるでしょう。

従業員の状況を把握しやすい環境を作る

従業員の状況が把握できると、バーンアウト症候群になる前に対策できます。過重労働や職場での孤立、実現不可能なノルマなど、バーンアウト症候群になる要因をいち早く把握することが大切です。具体的な対策としては以下のものがあります。
・360度調査
・メンター制度
・コーチの配置

360度調査とは、上司や同僚など複数人の視点で客観的に評価する方法です。このような体制を整えることで、従業員の状況が客観的に把握でき、バーンアウト症候群になる前にバーンアウト症候群になりそうな従業員を見つけられます。

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人事評価制度と給与体系を整える

人事評価制度と給与体系の見直しは、バーンアウト症候群対策に効果的です。人事評価制度に不満を持つ従業員が多い場合、頑張りが認められないと感じ、バーンアウト症候群に陥りやすくなります。具体的な手順の例としては以下のものがあります。
・会社の課題の整理
・給与体系の見直し
・評価制度の見直し
・変更後のシミュレーション
・従業員への説明

給与体系は従業員に与える影響が大きく、しかし、制度の設計は専門的な知識も求められます。そのため、対応できる人材がいない場合や、十分なリソースがない場合には、専門家に相談することも選択肢です。

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バーンアウトが起きた場合の対処法

バーンアウト症候群にかかってしまった場合、適切な対処を取らなければ、状況が悪化する可能性があります。どのような対処をするべきか、解説します。

対象の従業員は休ませる

バーンアウト症候群にかかった従業員には休息が必要です。放置したままにすると、生産性が下がるだけではなく、うつ病に発展する可能性もあります。
まずは医師への受診をさせ、必要であれば、必要に応じて診断書をもらい、休職手続きを行いましょう。

原因分析を行う

対象の従業員がバーンアウト症候群になった原因分析を行うことも重要です。個人の資質や職務に要因があるのか、会社の環境に問題がなかったか、原因を分析する必要があります。改善策を整えなければ、バーンアウト症候群から抜け出し、職場復帰をしてもすぐに再発しかねません。
しかし、組織に問題がある場合、自社だけで課題を見つけるのは難しい場合もあります。そのような場合は外部に組織診断を依頼し、課題を分析してもらうと客観的な課題の把握ができるでしょう。

復帰支援を行う

バーンアウト症候群から立ち直った従業員に対して、復帰支援を行います。医師と相談し、復帰可能であれば、診断書の提出をしてもらい、従業員と職場復帰の準備を進めます。しかし、いきなり通常出勤に戻れない可能性もあるため、注意が必要です。
勤務時間にリハビリ施設などで過ごしてもらう模擬出勤、職場近くまで通勤してもらう通勤訓練、職務は行わず通勤だけし、様子をみる試し出勤などの方法で様子をみる場合もあります。

アフターフォローを行う

バーンアウトの原因に合わせ、アフターフォローを行いましょう。個人要因に起因する場合は、ストレスが過度にたまらないよう、業務内容や配属先に配慮が必要です。環境要因が原因の場合は、その環境要因の改善をする必要があります。

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まとめ

バーンアウト症候群は個人の仕事の質の低下につながり、放置するとうつ病など深刻な事態に発展することがあります。原因として、個人要因の場合もありますが、会社要因の可能性もあり、原因を分析し、再発防止策を整えることが大切です。
会社の課題を分析する場合には組織診断のご利用をご検討下さい。組織への不満や改善すべき課題を客観的に見える化し、改善するのに役立ちます。
360度調査によって、従業員の状況を客観的に把握できる状況を整えることも効果的です。360度調査の導入は、従業員を客観的に評価できるだけではなく、従業員がバーンアウトになる要因を抱えていないか把握するのにも役立ちます。


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HRコラム編集部

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